Zedd ft. Hayley Williams - Stay The Night: Acoustic



ZEDDがParamoreのHayleyをフィーチャリングした最新作「Stay The Night」。
このアコースティック・バージョンが昨日YouTubeにて発表されて、
僕はZEDDのfacebookページから流れてきて今朝知りました。
今日はこの曲の、しかもアコースティック・バージョンについて少し考察したいと思います。



Zedd ft. Hayley Williams - Stay The Night: Acoustic from iTunes Session





ZEDD、Paramoreを知らない人のために。
下記、Wikipediaから引用。



Zedd(ゼッド)は、ロシア生まれのドイツのDJ、音楽プロデューサー。
4歳の時からピアノを習い、6歳で初めてレコーディング、12歳の時にドラムを始めた。 はじめドイツのロックバンド「Dioramic」で音楽活動をする。のちに、フランスのエレクトロニックミュージックデュオのジャスティスのアルバム『†』(クロス)を聞き、大いに感銘を受け、エレクトロニック・ミュージックの世界を志す。
今までに、レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、ブラック・アイド・ピーズ、安室奈美恵、B.o.B、スクリレックスらの楽曲をプロデュースまたはリミックスを手掛けた。
2012年にインタースコープ・レコードと契約。 2012年10月2日にデビューアルバム『クラリティ』をリリース。 同年にリリースされたリードシングル「クラリティ」は、翌年、全米のシングルチャートで第8位を記録、米国においてプラチナディスクを獲得した。同楽曲で第56回グラミー賞最優秀ダンス・レコーティングにノミネートされた。



いわゆる"EDM"のプロデューサー/DJでアップカミングなミュージシャンの1人です。
下動画の「Clarity ft. Foxes」とかホント素晴らしいですよね、大好きです。



Zedd - Clarity (Official Video) ft. Foxes






パラモア(Paramore)は、アメリカ合衆国テネシー州出身のロックバンド。
2005年に1stアルバム『All We Know Is Falling』でメジャーデビュー。 レーベルの先輩にはフォール・アウト・ボーイがおり、パラモアはしばしば「フォール・アウト・ボーイの弟分」と紹介される。
2007年6月12日、2ndアルバム『Riot!』がビルボード15位、イギリスチャート24位を記録。2008年、第50回グラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされた。 2008年の映画『トワイライト〜初恋〜』に楽曲「Decode」を提供。これによりさらにファン層を広げることになる。 前作から2年を過ぎた2009年9月29日、3rdアルバム『Brand New Eyes』をリリース。ビルボード2位、イギリスチャートでは1位を獲得するなど、世界各国での人気が不動のものとなった。 しかし、2010年12月18日付の公式ブログにて、ジョシュとザックの脱退が明らかにされる。バンドは残ったメンバーで活動を継続することも合わせて発表された。 2011年6月に、3人となったメンバーで初の楽曲「Monster」を、映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』のサントラからシングルとしてリリース。 2013年4月9日、ファロ兄弟が脱退し3人となったメンバーで初の4thアルバム『Paramore』をリリース。ビルボードチャートではバンド史上初の初登場1位を獲得した。



初期はエモ系バンドの味もありましたけど、今やスッキリしたポップロックよりのバンドになりましたね。
個人的には兄弟が脱退する前のサウンド・楽曲が好きなので、初期の曲を上げておきます。





Paramore: That's What You Get





若いミュージシャン同士で制作されたこの曲ですが、
EDMプロデューサーがガールズバンドのロックヴォーカルをフィーチャーし、
とても良い化学反応が生まれてるんじゃないかな、と個人的には思います。

もちろん曲自体やオリジナルも素晴らしくて大好きなんですが、
アコースティック・バージョンを発表するまでの
この一連の流れがとても素敵だな、と思っています。





Zedd - Stay The Night Preview ft. Hayley Williams



まず、Preview動画が公開されます。
日本でいうところのトレーラー、韓国はよくTeaserとか、まぁ表現は色々ですが、
そういう立ち位置のものですね。





Zedd - Stay The Night ft. Hayley Williams



続いて本丸。本編ですね。
ここでiTunesなどのデジタルリリースも切られたんですかね。
ホント、曲はZEDDのピアノとHayleyの声のノビがピタリとハマって、
前回の「Clarity」よりも好きになりました。





Stay The Night (Featuring Hayley Williams Of Paramore / T...



動画のタイトルが本当に「...」になっていてつくづく外人てテキトーだなぁって思うんですが、、w
いわゆるMusic Videoのメイキングです。
向こうのメイキングってカメラワークなんて、
うっとりしちゃうくらいクオリティ高いですよね。
これをタダでアップしてるんだから、もう"FREE"の精神が根底から流れているんでしょうね。





Zedd & Kevin Drew - Stay The Night (Remix) feat. Hayley Williams of Paramore





Zedd: Stay The Night ft. Hayley Williams of Paramore (Schoolboy Remix)



そして、流行り?王道?のRemix投下です。
さすがにEDMソングなんでこの展開はベタですが、効果大ですよね。
フロアのコア住民を取り込むなら、当たり前の戦略。

上はZedd & Kevin Drewのオフィシャルで、
下はSchoolboyによるものでParamoreの所属元からアップされています。
こういうクロスの展開も当たり前にやってくるのが流石。





Stay the Night (Acoustic) Lyric Video - Zedd ft. Hayley Williams of Paramore



そして今度は、どう来るかと思いきや、
なんとアコースティック・バージョンのリリックビデオ。
これは良いですよ、震えました。

上のリミックスには反応しない、Paramoreのファンでもこっちには反応する可能性大でしょう、間違いなく。
もうこの段階で、何らかのMusic Videoや音源が完全に欲しくなってるわけです。





Zedd ft. Hayley Williams - Stay The Night: Acoustic from iTunes Session



そしてやっと冒頭のアコースティックバージョンの動画。
これも何がスゴいかって、ドキュメンタリータッチになっているところ。
もうこの段階まで来ると、僕みたいなお客は
完全に彼らのストーリーに入り込んでしまっているんですよね。
もうZeddの来日が待ち遠しいし、Hayleyも一緒に来て演ってくれねぇか
ていう期待でハートが充満してしまっているわけです。

これらの動画展開はまさに、"プロダクトローンチ"のビジネス手法のアーティスト版なんだな、と。
もう完全にそう捉えて納得しています。
これら一つ一つのコンテンツにきちんと映像を添えて、フリーでアップし、
(これこそまさに"FREE"の概念)
ライブなどのその後の展開のストーリーに引き込んでいく。

さらにこの映像を見て思い浮かんだのが先のappleのCM。


Apple CM「Misunderstood」



だいたいのMusic Videoの概念て、曲を良く"見せる"ために、
曲に合わせて踊ってる所を見せたり、曲を投影したライフスタイル見せたり、
そういうのが多いと思うんですが、
これはまさに"Promotion"Videoとして、曲を欲しくさせる正攻法なのかな、と。
(まぁハッキリ言って日本のプロダクトはこのレベルですら無いと思ってしまいますが)


しかし、もうデバイスの機能や曲のイメージを売り込むのは古い。
何十年使い古されてしまってるんで、見てる側も飽き飽きしてるわけです。

このappleのCM然りですが、
iPhoneというデバイスを通じて得られる"感動"のストーリーを提供する映像。
「Stay the night」で言うならば、
この曲を通じて、紡がれている"感動"のストーリーを提供する映像。

これこそが半歩先を行ってるVideo Contentsのあり方。
完全にそう言い切れるでしょう。



向こうのクリエイティブにはホント追いつける気がしないですが
とりあえず、彼らのプロダクトを研究し尽くして、
僕ら日本人が出来るクリエイティブの質を今は磨くフェーズかな。
わくわくしますね◎

Gak



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