BEST 10 of ALBUM/SINGLE '12

 年の瀬、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今年も1年を振り返って、イカしてた新譜を10枚挙げる季節と相成りまして候。
 しかしながら、最近はダウンロードシングルも多いし、アルバムなのかシングルなのかミニアルバムなのかも不明な形態も多いし、で「BEST 10 of ALBUM/SINGLE '12」なんて分かりにくいタイトルになってますが、言わんとしてることは分かりますよね??w あと特に、ランキングにしているわけではなく、思いついた順(たまに自分のプレイリストを参考にしながら)に書いてます。
 というわけで、いってみましょう。YouTube貼って試聴できるようにもなってますので、良かったら聴いてみて下さい(^^)


1.
A Different Kind of Truth
/ VAN HALEN

 個人的には思い入れがありすぎて、まともに語ることが少々困難なくらい、発売が嬉しかったー。VAN HALENでの新譜の発売はなんと98年以来14年ぶり!!ワーナーを離れ、なんとインタースコープと契約、出る出ると言われ続けていましたが、やっとこさ発売と相成りました。未だに新譜だと実感湧かないくらい待ちわびてたんですよねー。

 肝心の中身ですが、まぁもう何も文句言えない前提があるので正しく判断できないんですが、まず音が超アグレッシブで最高。曲はむか〜しのデモの焼き増しだったり、そもそも個人的にはDave(Vo.)のメロディがそんなに好きではなかったりなんで、何とも言い難いですが、とにかく新譜を彼らがやっっっと作り上げた、という事が素晴らしい。

 本当は来日ツアーが11月に予定されていたんですが(もはや、東京ドームガラガラだったらどうしようかと不安でしかないが。。)、大腸憩室炎の緊急手術でまたもやEddie(Gt.)がダウン。。来年の6月に延期。とにかく動くVAN HALENが見られる喜びで胸がいっぱいです。




2.
Kiss
/ Carly Rae Jespen

 カワイイ。これに尽きるかと。そしてドポップ。「Call Me Maybe」を一聴した時、"こういうナチュラルなポップスが売れれば良いのになぁ"なんて思ってたら、あれよあれよと大ブレイクで、一時期ずーっとBillboard 1位でしたね。

 アルバムの中身は金太郎飴状態で、どこを切っても秀逸なポップスが並んでいます。悪く言えば、どれも同じに聴こえてしまう。80s Popsのリバイバルの香りも少しして、お父さん世代が結構喜んで聞いてるんじゃないかとおもいますが。この勢いでグラミーとかも一気にいっちゃって欲しいですな。

 ちなみに、左のYouTubeの「Good Time」。Owl Cityとの共演なんですが、正規発売版と左のLyric Videoとで少しプリコーラスのメロが違うんです。個人的にはこっちの方が良いんだけどねー、なんで直したのかなー。(しかも無理やりw) この曲は夏の終わりを思い出させますねー・・しみじみ。


3.
SEE THE LIGHTS
/ ASY

 私事を絡めさせて頂けるならば、このプロジェクトなくして2012年は語れないっていうほど、存在の大きい「SEE THE LIGHTS」。4.29にWOMBで企画打って誕生してから、夏からPVを仕立て、年の瀬には全国ツアー。怒涛でしたが、全てを串刺して我々を突き動かしてくれたのがこの「SEE THE LIGHTS」なんでございますね。

 とにかく、今後の活動が楽しみだし、自分ももっと音や絵のクリエイティブに関われたら幸せだろうな、と思い描きながらサポートに尽力していきたいと思ってます。間違いなく、これから来るからみなさんツバつけるなら今のうち◎w




4.
THE NIGHT OUT
/ Martin Solveig

 あのぶっちゃけ、Martin Solveigのオリジナルはもうどんなのだったか覚えてないww それくらいホントにMadeonのRemixがポップでアゲで最高。。!!1994年生まれなんですってよ!いくらなんでも才能ありすぎ。。

 エレクトロも"EDM"と称され大衆化した今、オリジナリティの突出が無いと正直ピンと来なくなると思うんですが(だって、みんなDavid Guettaみたいだし)、若い世代には凝り固まりがないから、どんどんアグレッシブにキレッキレなことやって欲しいなぁ、なんて思います。

 この曲は、5月に京都に行った時の景色とか気候とかを思い出します。音に記憶が追いついてくる感じ凄く好き。


5.
FIGHT OR FLIGHT
/ Hoobastank

 大好きHoobastank。ただどうかな、今作は少しディープな路線でキャッチーさとソリッドさがかなり薄まった仕上がり。次回作は反動でまたソリッドなやつ戻ってくると良いなw

 しかし新譜とは裏腹に、ライブはさすがの一言で、サマソニも単独も見に行ったんですが(しかもどっちも最前。。w)、衰え知らずですよねー。むしろ今までのセットの中に今作の曲が入ることで、振り幅広くなってライブ自体の世界観はグッと広がったように思いました。

 まぁ変な話、ソリッドでヘヴィな曲ばっかり期待してしまうんですが、それらを楽しむためにはきちんとメロウなやつやら、空間気持ちいいやつとか必要になってくるのは当然っちゃあ当然ですよね。




6.
Celebration Day
/ Led Zeppelin

 2007年のO2 Arenaで行われた一夜限りの復活ライブの音源&映像の待望の公式リリース。現場にいられたのは世界から集まった18,000人のみで倍率がイカれてたあのライブです。日本からは沢尻エリカさんとか行ってましたよね。(そう言えばこの間、彼女お会いしました。不思議な縁ですが。) 正直ブートをYouTubeで死ぬほど掘っていたので、新鮮さは無かったですが、それでも動いてるZeppelinをリアルタイムで感じることができるのはやっぱり感動するもんですね。

 クラブミュージックだアメリカンポップスだ、なんだかんだ言ったって、自分の今の音楽やっているスタンスのルーツはZeppelinなので、やっぱり立ち返ってしまうんです。こんなオジイになっても、Jimmy PageとRobert Plantには憧れ続けるんだなぁw


7.
FIREZ
/ DC Breaks

 Sub Focusとどっち挙げようか迷ったんですが、DC Breaksにしました。(どっちも挙げたらなんかニワカDrum N' Bassファンみたいじゃんw) とにかくこの「Firez」には中毒性があって、そんでどこかノスタルジックな気にさせてくれるバイヴもあって、すごいよく聴きました。ポップだから女のコ受けも良いのも納得。

 今年はホントによくクラブに出入りしましたが、一番の驚きと発見は、こういうポップさとカッコよさの共存がここまでハイセンスなクリエティブの上に乗るんだなーってことでした。正直、芸能音楽は芸能音楽、クラブミュージックはクラブミュージックみたいな変な考えがあったんですが、こういうシーンに触れるとあながちその融合や相乗効果は不可能じゃないな、と。そんでもって自分の手でやってみたいな、と。昔からのテーマではあるんだけど、2013年は特に力を入れたい項目です!




8.
Language
/ Porter Robinson

 栄えあるiTunes再生回数1位はこいつでした!Porter Robinson "Language"。これ本当に綺麗な曲だから絶対聴いて欲しいです。ピアノエレクトロ。大音量で部屋真っ暗とかにして聴きたい。てかいつもそうやって聴いてますw 涙腺緩むよー。

 前出のMadeonよりも上は上だけど、Porterも超若い。92年生まれ、20歳! もう何個も下の世代にオッサンは泣かされまくる時代になったわけです。というか僕が老けたんでしょうか。。w 素晴らしい才能も、伸ばすも枯らすも本人と環境次第なので、もっともっといい曲を世に送り出して欲しいです。


9.
The Feeling
/ DJ Fresh

 最近出たアルバムじゃなくてなぜ「The Feeling」単発なのかと申しますと、これに収められているUtah SaintsのRemixが大好きだから!w またこのパターンかって感じですが、今回はDJ Freshのオリジナルも好きです。というか、Freshはそもそもオリジナルが良くて、凄腕のプロデューサー陣にRemixさせてそれをまとめてシングルとして出す、という手法で1曲をマルチメディアにしてしまっています。スゴい21世紀的だと思います。(昔からある手法だけど、今が一番効果的だと思う)

 Utah Satintsは元来Bass Music系の人らしいんですが、Bass Music屋も"4つ打ちくらい楽勝なんだぜ"感出まくりの仕上がり。最高。




10.
Vital
/ anberlin

 フロリダのオルタナロックバンド、anberlin。そんな知名度も無いですが、大好きなんです。一昔前にありふれてたエモ系の香りのするバンドなんですが、ソリッドでキャッチーでその上でエモい!w でも打ち込みもヘヴィギターも泣きのメロディも、正直個人的にはドンズバでもっとビッグになって欲しいなぁと思っているバンドです。

 今作はまだ僕も買って間もないんでこれから堪能しようかってとこなんですけど、リードの「Someone Anyone」がもう最高。1曲聞き終わるまでもなくアマゾンでポチりましたw



 以上、駄文にお付き合い頂きありがとうございました! 今年も最高の音楽達に出会うことができて最高に幸せです。 インプットを糧に世の中にどれだけ良質なクリエイティブを返していけるかが、生きる意味!
 というわけで2012年も1年ありがとうございました。13年も変わらず宜しくお願いします◎

Gak.N

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